ホーム

会社概要

事業案内

採用情報

個人情報保護方針

お問い合わせ

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

title

 

毎年、9月の第3週目の土曜日と日曜日の2日間、ヨーロッパ49カ国において同時に開催されるヨーロッパ文化遺産の日。その日は、普段は一般公開されていない寺院や遺跡をはじめ、美術館や博物館なども一般開放し、貴重な芸術文化にふれあうことができます。さらに年ごとにテーマが設けられ、それに合わせ、様々な趣向を凝らした催しが行われることでも知られています。

そして、本年度のテーマは「自然遺産」であり、フランスの豊かな水資源や自然が作り出した庭園などにスポットが当てられました。
そこで本展覧会は、“大地を耕す農民の姿”を描き続けた画家であるジャン=フランソワ・ミレーが2014年に生誕200周年を迎えることから、「自然」というテーマに沿って開催されたのです。

左:美術評論家 長谷川栄先生作
右:美術研究家 モドーニ・ルヴィ先生作
クリックで拡大

2014年9月21日の早朝。
会場であるベルシー美術館内にしとしとと雨音が響き渡っていました。雨と霧に包まれたParis12区の街並み――そこには、かつて、Paris最大のワインの集積地区として栄えた頃の面影を残しながらも、新国立図書館や新しいショッピングセンターが建ち並ぶ新興地区としての新しい世界が広がっていました。

10時になり、ベルシー美術館が開館すると、まるで『ミレー生誕200周年記念芸術祭』を待ち望んでいた人々の笑顔のようにパッと晴れてゆくParisの空。

その頃、展示会場であるベルシー美術館の中庭では、雨上がりのParisの陽射しと空気に相まって、フランス製の特殊パネルに装飾されたライスワイン《日本酒》アートラベルたちが燦然と輝いていました。

ベルシー美術館館長
ジャンポール・ファヴァン先生作
クリックで拡大

ミレーの最高傑作として名高い『晩鐘』を合わせ、日本とフランス作家の芸術作品の展示総数は270点。そのジャンルは、日本画・洋画・彫刻・工芸・陶芸・詩歌・写真・フラワーアート・ジュエリー・人形・書道などで、そこには、久遠の栄光祭実行委員会の先生方が制作された作品もアートラベルとして展示されました。

フランス史上初となるライスワイン《日本酒》・アートラベルの特殊パネル展示――その斬新なスタイルに「あっ」と息を呑む大勢のご来場者の方々。会場を見渡すと子どもから大人まで、アートラベルを一枚、一枚、興味津々な眼差しで見つめています。

「現在のヨーロッパでは、あらゆる美術展で様々な展示方法が確立されています。ところが、このようなウェッジワイヤースクリーンと特殊パネルを使った展示は、本当に珍しいですね。きっと、これから芸術作品の展示方法でも特別な意味を持つことでしょう。ぜひとも、私の画廊でも取り入れたいですね」と、カメラを片手に真剣な顔で弊社スタッフに語るParisの画廊経営者。
「ねぇ、お母さん。アートラベルがキラキラ光って見えるよ!」
「うん。とっても綺麗ね! さぁ! ラベルの前で一緒に写真撮ろう!」
陽を浴びた透明なパネルで光る雨粒――それがいつしか、スクリーンのように親子の姿を映していました。プラタナスの葉が舞う中、会場のあちらこちらでカメラのフラッシュが瞬き、弊社スタッフの目に焼きついた神々しい光景。

それを見て、弊社スタッフたちは心に誓いました。ご出展いただいた先生にこの素晴らしい様子を必ずお伝えしようと。

――ドドンッ!

正午を過ぎた頃、展示会場に響き渡った目が覚めるような音。それは、殺陣の始まりを告げる和太鼓でした。大迫力の演技に拍手が送られる中、俄かに会場内にいくつもの人だかりができていました。それぞれの輪の中心に立つ日本からご来場された芸術家の先生方。そこでは、日本画、書道、きり絵、工芸、生け花などの実演が行われていました。

実演を通して、日本の芸術家の先生から配られた芸術作品――それを手にして、「ベルシー美術館で、『ミレー生誕200周年記念芸術祭』が行われるということは、館長のジャンポール・ファヴァン先生が事前に大々的に告知されていたから知っていたわ。それで、主人と二人でライスワインのアートラベルに起用された日本の芸術作品を鑑賞するのを心待ちにしていました」と微笑するご婦人。その隣では、「実は今日、私たちの結婚記念日なんだ。そんな特別な日に“和”の芸術作品を鑑賞できたことは、一生涯の思い出になったよ。その上、こんなにも素晴らしい芸術作品までプレゼントしてくれるなんて……」と、フランス語から日本語に通訳されてゆくにつれて、男性の頬を嬉し涙が伝ってゆきました。

「古くから芸術の都や食の都と呼ばれるParisで、ライスワイン《日本酒》のアートラベル展を開催したことは、フランス国民にとっても大きな刺激になることでしょう。何せ、ライスワイン《日本酒》は昨今、食の最高峰の芸術品とも呼ばれて、大人気ですからね」とは、一点、一点、作品を審査する長谷川栄先生の弁。

やがて15時になり、弊社代表の志知正通が会場内に向けて、大きな声を発しました。

「ただ今より、表彰式を行います!」

会場の“和”の雰囲気に合わせ、着物姿になった弊社スタッフの声によって、次々と手渡されてゆく表彰状。

「ご受賞、本当におめでとうございます!」

初秋に色付くプラタナスと橡の木の葉から覗く陽を浴びながら、ベルシー美術館館長のジャンポール・ファヴァン先生は言いました。

「日本全国で、ご活躍されているアーティストの皆様のご尽力により、このように素晴らしい『ミレー生誕200周年記念芸術祭』を行うことができて、きっとミレーも200歳の誕生日を喜んでいることでしょう」

ベルシー美術館館長 ジャンポール・ファヴァン先生と
美術評論家 長谷川栄先生

表彰式が終わり、雨上がりの空に燦々と降り注ぐ陽の光が傾きかけた頃、鏡開きが行われました。会場で配られたライスワイン《日本酒/『誉の杯』》がご来場の方々の咽喉を通り過ぎ、感嘆の声に包まれてゆく中、弊社代表の志知正通は想いました。
「生誕200周年を迎え、自然と大地を愛したミレーの想いと、日本芸術を手掛けられた先生方の心が一つになった。」と――。

こうして、ベルシー美術館によって、積極的に開催の告知を事前にしていただいたこともあり、数千人を動員した『ミレー生誕200周年記念芸術祭』は、
午後6時に静かに幕を閉じました。乾いたParisの秋風に『ミレー生誕200周年記念芸術祭』の余韻を残して――。

 

文/田村 芳明
撮影/遠山 高廣
編集協力/ V.ゆねりあ



長谷川栄先生の個展会場とワイン博物館へのアートラベル収蔵

《会場》アーレーセンプル画廊⇒ワイン博物館

展覧会の翌日――私たちは、ベルシー美術館に続き、2か所目のライスワイン《日本酒》アートラベル収蔵の地《長谷川栄先生の個展会場》へと向かいました。

フランス国道の起点であるノートルダム大聖堂から南西18マイルに位置する街・Longjumeau(ロンジュモー)にあるAller simple(アーレー・センプル)画廊。
この画廊は、ヨーロッパで活躍する芸術家たちの交流の場であり、画廊主であるキャトリーヌ・トパル氏自らがデザインした白を基調とした室内は、スタイリッシュ且つあらゆるジャンルの作品が映える設計となっています。

「ライスワイン(日本酒)のアートラベルが展示される――今日と云う日を私は、本当に楽しみにしていました。永久収蔵させていただく日本芸術作品のアートラベルは、この画廊の目玉になりますね!」と満面の微笑を浮かべるキャトリーヌ・トパル氏。その温かい言葉を耳にした弊社スタッフ一同は、3か所目となるライスワイン《日本酒》のアートラベルの収蔵の地に向かいました。

場所は、Parisの高級住宅街パッシー《Paris16区》に佇む1984年にオープンしたワイン博物館。ここは、その昔、ルイ13世が愛飲したといわれる修道院が作ったワインを保管するワインセラーとして使われていた場所としても有名です。

キャトリーヌ・トパル氏と
美術評論家 長谷川栄先生

現在では、ワインの伝統を守り、ワイン製造者を保護することを目的として、約300人のソムリエ、ワイン愛好家、レストラン業界に勤務する人々で構成されるフランス王位執事協会が携わり、館内ではブドウ栽培やワイン製造にまつわる歴史に触れることができます。特にさまざまな時代に使用された道具などの展示物は、ワインの奥深い魅力を物語っており、連日、世界各国から訪れる来観客で大賑わい。ワインを語る上で、Paris観光する際には、ぜひともお立ち寄りしていただきたいスポットです。

ワイン博物館 入口

ワイン博物館 館内

弊社代表の志知正通より、『ミレー生誕200周年記念芸術祭』のファイリングされたアートラベルが手渡され、ワイン博物館の館長クロード・ジョス氏は云いました。
「この博物館が開館する以前、この場所はアートギャラリーでもありました。歴史的にも非常に芸術に関わり合いがあるこの博物館に開館以来、ライスワイン《日本酒/『誉の杯』》のアートラベルを永久収蔵すると云うことは、前代未聞のできごとです。ゆえにこれを機にライスワインのアートラベルを通じて、世界の方々にもっと注目される博物館になるように努めてゆきます」

弊社代表 志知 正通と
ワイン博物館 館長 クロード・ジョス氏

ワイン博物館の館長クロード・ジョス氏に一礼し、その姿を目に焼きつけ、弊社スタッフ一同は、Parisを旅立ちました。

ミレー生誕200周年記念芸術祭に湧いたフランス・ Paris――2014年9月。 この記念年に醸造された大吟醸のオリジナル・ライスワインである『誉の杯』は、日本芸術作品とミレーの描いた『晩鐘』の作品とともにアートラベルとして、時代を超えてParisの地で愛され続けてゆくことでしょう。